KUMAKARAの庭で、初めて咲いたハスのご紹介です。
滋賀県多治見市の永保寺さんから株分けして頂いたものを、ご縁あって、お客様が分けて下さったのが今年の春でした。
最初はまさにレンコンの姿でした。
泥の中から美しい花が咲く姿からは元気を頂けます。
育てるのが難しいようで、花芽もやっとひとつ。
強風の日に折れた葉もあり、この花芽も150cmほどまで伸びていたので、どうか折れませんようにと、ただただ願いました。
(写真は7/11撮影)
1日目。(7/14)
咲く瞬間の「ぽんっ」という音は聞こえませんでした。
それよりも、ふわりふわりと柔らかに花びらを開かせていました。
品種を確認したら、「漁山紅蓮」の八重のようです。
花びらは100枚以上ありそうです。
そのおかげで、様々な表情で楽しませてくれました。
香りはさわやかで上品。
朝、5時半から6時ごろに咲いて、10時から11時ごろに満開を迎えたら、午後3時には閉じます。
次の朝にまた咲く準備をしているハス。
桃のようにも見えました。
2日目。(7/15)
早朝に月と共演です。
ハスの花は、2日目の朝が見頃と言われていますね。
花びらが白く変化してきました。
香りもまだ漂います。
八重咲きは華やか。
花の大きさは20cmほどあります。
10時頃、満開を迎えると、
芍薬や牡丹のようにも見えました。
真横から見ると菊のよう。
光によっても様々な表情で。
あぁ、この地球が、太陽が月が動いているのだなぁと改めて感じることもできます。
3日目(7/16)の夜は、閉じる元気も失ってしまったのか、それとも夜にチェックインだったお客様をお出迎えしてくれたのか、花びらが開いたままでした。
夜のハスは幻想的。
4日目(7/17)の朝。
はらりはらりと、花びらが落ちてゆきます。
それを計ったかのように葉っぱが受け止めて。
この小さな空間に、たくさんのドラマが詰まっていました。
香りは、もうしませんでした。
透き通るまで命いっぱい咲いたのですね。
散った花びら一枚も愛おしく感じました。
もうしばらく観察を続けようと思います。
皆様も、良い夏の日々をお過ごしくださいね♪