足元の秋

身近な場所で出会った、小さな秋の風景をいくつかご紹介します。

 

まずは、鎌倉駅より徒歩3分の大巧寺の水引(ミズヒキ)。

糸のような細い花茎に小さな花を咲かせるタデ科の多年草。

お正月飾りや慶事の熨斗(のし)に添える水引に似ていることから、この名前で呼ばれるようになったそうですね。
赤い花が一般的ですが、白い花はギンミズヒキと呼ばれ、二種類揃って見つけると、なんだか嬉しくなる草花の一つです。

花言葉は「慶時」「感謝の気持ち」「喜び」。

 

 

 

本堂脇には咲きかけの彼岸花(ヒガンバナ)。

こちらも紅白で隣り合わせ、参拝客をお出迎え、お見送り。
ヒガンバナの、いくつかある花言葉の中で気に入っているのは、

「また会う日を楽しみに」。

 

 

開く前の花弁の中には、赤い雌しべと黄色い雄しべがぎっしり詰まって透けていて、

咲く様は、まるで花火が弾けるよう。

生命の力強さと儚さを同時に感じます。

 

 

足元の風景を見つめる時間。
車や自転車での移動では味わえない至福のとき。

 

時間に余裕を持って、歩くことを楽しむひとときを持てると、心にも余裕が生まれるような気がします。

 

 

鎌倉郵便局の前、若宮大路沿いでは秋桜(コスモス)が見頃を迎えています。

オレンジ色に囲まれながら、一際目を引いたのは黄色の花。

西陽が花びらを透かして輝いていました。

花言葉は「自然美」。

 

 

忙しいと、ついつい効率を重視してしまいますが、ちょっと立ち止まって、自分の身体や心と向き合う時間を持つことはとても大切ですね。

 

自然の中に身を置いて向き合うことで得られる、五感が洗練されていく感覚。

鎌倉には、それを味わえる場所がたくさんあります。

海、山、神社、お寺、教会、……

 

くまからは当面お一組様限定でご予約を承っております。

ごゆっくりお過ごしになりたい方におすすめです。

お子様とご一緒でも、お一人でも。

ビジネスでも観光でも、他の御用事でも。

 

皆様のお越しを楽しみにお待ちしております。