2024年。
皆様が、少しでも多く、心穏やかな時間をお過ごしになれますよう、お祈り申し上げます。
最近は、庭を眺めながらゆったりと過ごす時間を
とてつもなく尊いことに感じます。
屋根と壁に守られ、
鳥と風の音に耳を澄ませながら
あたたかいごはんをいただける幸せ。
ありがとうございます。有り難う御座います。
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くまからは、2023年12月31日付で宿泊業をたたみました。
10年6ヶ月間、お客様にくつろいでいただいたソファで過ごす朝が、とても新鮮です。
窓外を眺め、木の枝や蓮鉢に鳥が止まったら、
手元のコーヒーの傍に置いている双眼鏡で、鳥を観察します。
ヒヨドリが、くちばしを器用に使って水を飲みに来ました。
メジロは懸命にサザンカの蜜をついばんでいます。
シジュウカラは、サルスベリとサツキの茂みをお喋りしながら行ったり来たり。
双眼鏡を通すと、庭での出来事は、まるで別の星の事のように感じられます。
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もうすぐ、こちらで過ごす朝も、新しい持ち主さまにバトンタッチです。
人とのご縁、時とのご縁、場所とのご縁、
たくさんのご縁が奇跡の連なりのように織られながら、
人生は進んでいくのですね。
心を寄せてくださった皆様には、感謝の気持ちでいっぱいです。
おひとりおひとりに、直接お伝えしたいことがたくさんありますが、もうしばらく見守っていただけましたら幸いです。
〈 写真 〉双眼鏡の中の世界。蓮鉢にヒヨドリ。