神奈川・鎌倉から沖縄の離島・宮古島への引越し方法について、質問をいただくことが多いので、まとめてみました。
前提として
私は、暮らしのダウンサイジングを叶えたかったので、持ち物は半分以下にし、大きな家具のほとんどは手放し、引越し業者さんには頼りませんでした。
・ゆうパック、ヤマト宅急便、佐川飛脚ラージ便のお世話になりました。
離島への発送は、航空搭載となるため、チェック項目がたくさんあり、窓口ではいつも緊張感が漂いました。
・自転車は自分で分解・梱包し、佐川飛脚ラージ便で運んで頂いたのですが、こちらは陸路と海路という長旅だったため、実際に宮古島に届いて、組んで動作確認出来たときには、喜びもひとしおでした。
・自家用車は、沖縄車両輸送専門のアイランデクスさんに予約、
東京・有明港に持ち込み、貨物船「にらいかないⅡ」で数日かけて宮古島・平良(ひらら)港まで運んで頂きました。
貨物船に人は同乗できないため、有明港で車を預けた後は電車で一度実家に帰宅。
数日後、羽田空港から宮古島・下地島空港へ飛行機に乗った後は、タクシーで平良港へ。
ようやく車をピックアップする、という流れです。
平良港で自分の車を見つけた時は、感慨深かったです。
それから一週間程かけて、宮古島市役所・警察署で住所変更や移転登録・車庫証明書取得などを済ませ、運輸支局で沖縄のナンバープレートを受け取った時に、ようやく宮古島民になった実感が湧きました。
・観葉植物のパキラも、送りました。
鎌倉ではまだ気温の低い3月初旬、思い切って強剪定し、丁寧に梱包して ゆうパック窓口へ。
(強剪定とは、枝を短く切りつめたり、多くの枝や芽を切り落とすような剪定で、木の回復力が無いと枯れてしまうため、本来なら暖かい時期に行うべき方法)
郵便局の窓口で、梱包状態や肥料の有無などを確認された後、数日かけて無事に届きました。
(肥料は毒物扱いとなり、航空搭載できないので拒否されます)
その頃、宮古島は平均気温20度と暖かく、鎌倉の5月くらいの過ごしやすさでしたが、枝のみのパキラを2週間以上も眺めていると、不安が募ります。
寒い時期の強剪定は、やっぱり良くなかったのかな…と諦めかけた頃。
3月下旬。(剪定から17日後)
小さなツノのような新芽を確認!
根っこや茎の中では、着実に歩みが進んでいたかと思うと、
やっとこ姿を現した黄緑の新芽が愛おしくて仕方がありませんでした。
それから新芽は次々と吹き、朝に透き通っていた柔らかな葉は、夕方には緑濃くなり、
みるみる葉を広げて存在感を増します。
パキラの成長確認をもって引越しプロジェクト完了です。
ささやかな変化、小さな進捗が大きな喜びとなって心身を巡り、
新しい日々が積もっていきます。
時の紡ぎ。
日々の積もり。
ひとつひとつ、大切に大切に。
地球の日、ここで深呼吸できる喜びを
感謝の気持ちで味わいながら、平和を願います。