夏至南風/カーチバイ

6月20日、宮古島は梅雨明けを迎えました。
「夏至南風(カーチバイ・カーチーベー)」 は、沖縄地方で梅雨明けに吹く、やや強い南〜南西風のこと。
外出時、風が吹くと方位磁針で確認!を繰り返してみたら、確かに南よりの風があちらこちらに吹いて、心地よいです。

 

カーチバイが吹くと気温もぐんと上がり、空や海の青もくっきりとした夏の色に変わっていくようです。

 

 

こちらは先日見つけた虹色の光。

「ハロ(日暈)」という天体現象です。虹の光を見つけると嬉しくなりますね。


ちなみに、宮古島の方言では虹のことを天蛇(ティンパヴ)と言います。

漲水御嶽(はりみずうたき)の神話で、七色の光を纏った蛇が天へ駆け昇ったことから、虹のことを「天の蛇」と呼ぶようになったそうです。

6月23日は「慰霊の日」でした。
沖縄戦での犠牲者を追悼し、世界の恒久平和を願う日。


澄み切った青空と透明な海が広がり、穏やかな雰囲気の沖縄ですが、この美しい景色からは想像しがたい悲劇が1945年に起こりました。

79年前の6月23日、太平洋戦争末期に沖縄県民を巻き込んだ地上戦が終結。
この戦で、県民の4人に1人が命を落としました。

 

沖縄県では、この沖縄戦終結の日を、戦没者(20万人を超える命)の霊を慰め平和を祈る「慰霊の日」として県の条例で記念日に定め、県内の学校や職場は休日となります。

内地に住んでいた時には、ニュースを見ながら黙祷をしたこともありましたが、実際に沖縄県で迎える慰霊の日は、とても身近に感じられ緊張感ひとしおでした。

 

平和を切に願います。

 

月の満ち欠け、潮の満ち引き。
地球・宇宙の呼吸を感じながら、同じ星に住む全ての生き物の平和・平安を祈ります。

 

全ての武器を花に変えられたら、どんなに穏やかな空気に満ち溢れることでしょう。

 

私が生きている今日という日は、

生きたくても生きられなかった人々の明日でもあります。

背筋を伸ばして、精一杯生きよう、と改めて思いました。

 

 

 

 

内地は梅雨の頃ですね。

天気痛(低気圧による頭痛)がひどい時は、耳を優しく引っ張ったり、頭をマッサージしてあげると症状が和らぐようです。

 

 

皆様が穏やかな日々をお過ごしになれますように。