島から島へ

 

先日、沖縄本島へ旅行しました。
宮古空港で搭乗を待っている間、窓の向こうに虹が架かりとても綺麗でした。

那覇空港に着いた後は、車で移動。

沖縄本島から橋を渡り、小さな島にもいくつか寄りました。

 

旅の途中の数コマをご紹介します。

 

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斎場御嶽(せーふぁうたき)の木陰にて。

木漏れ日を受けるクワズイモの葉。
葉脈がくっきりと透かされ、そこを流れているだろう水の音が聞こえてきそうな錯覚に陥りそうなほどの生命力を目の当たりに。

 

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沖縄の県蝶・オオゴマダラ。

オオゴマダラは日本の蝶としては最大種の一つ。

ゆっくり優雅に飛ぶことと黄金色のサナギが特徴。

 

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瀬底島の朝日。
ほんのり秋色の風が漂う中、芭蕉の葉と椰子の葉を通して刺し込む光が印象的でした。

 

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浜比嘉島。
美しく穏やかな朝の散歩が叶いました。

清掃活動されている方々がいらっしゃるおかげさまです。

 

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浜比嘉島の海は透明度がとても高く、白い砂に落ちる波紋の影の揺らぎなど、ずっと眺めていたい光景でした。

 
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時系列が前後しましたが、
ひめゆりの塔
で手を合わせることから始めた旅でした。
沖縄戦の戦争遺跡です。

 

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平和祈念公園でも、筆舌に尽くしがたい思いに襲われました。
摩文仁(まぶに)の丘には、ただただ静かに風が吹いていました。

戦争の激戦地だった場所に身を置き、海風に包まれ、
拙いながら俳句を詠みました。

 


 風爽か摩文仁は静か胸つぶる

 

 

(胸つぶる…胸がしめつけられる の意の古語)

 

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平和の礎(へいわのいしじ)には、
沖縄戦の戦没者24万人以上のお名前が刻まれています。
国籍を問わず、また、軍人、民間人の別なく、全ての戦没者の氏名を刻んでいます。

毎年、6月23日の慰霊の日に合わせて、新たに申請があった人の名前が追加刻銘されています。

 

建物の基礎の「礎 (いしずえ)」を、沖縄の方言で「礎 (いしじ)」ということに由来しており、ゆるぎない平和への想いが込められています。

 

 

世界の恒久平和を心より願います。