2017年
1月
01日
日
本年も 「くまから」を どうぞ宜しくお願い申し上げます。
2017年、皆様が 輝かしい瞬間をたくさん味わうことが出来ますように・・・☆
くまからの玄関には「みたて」さんの鶴のお飾りを。
松葉を鶴の羽にかたどっていて、酉年に 皆様をお迎えするのに ふさわしいと選びました。
東慶寺さんのギャラリーで魅せられました。
眺めていると、背筋が伸びます。
作り手さんの 丁寧な お気持ちが伝わってくるようです。
藁餅も特別です。
こちらの紅白の餅の紅は、
食紅を練り込むのではなく「染司よしおか」さんの貴重な紅花をつかって、ひとつずつ刷毛で塗ってあるそうです。
紅の色が上品で美しく、はっとしました。
皆様が 鎌倉で新しい発見をするお手伝いをさせて頂けたら嬉しく思います。
(写真は、材木座海岸より。
2016年12月31日撮影の夕焼けと富士山です。
初日の出の前の夕日も愛おしく感じるここ数年です^^)
2017年
1月
20日
金
二十四節気の「大寒 (だいかん)」。
一年で最も寒いとされるこの日、KUMAKARAの梅が開花しました。
雪が降りそうな気候だというのに、春の訪れを告げてくれる…
植物の自然の営みには、ただただ感心するばかりです。
土の中で 見えない根っこが 確かに 生き生きと活動していたのだなぁと。
元気をたくさん頂くことが出来ました。
いつも、どの季節も、毎年、
ありがとうございます。☆
2017年
2月
26日
日
今年もまた、お庭の夏みかんを収穫しました。
柑橘類は葉の裏も良い香り♪
いくつかの工程を経て
コトコト クツクツ
お砂糖と煮詰めたあとに、ひとつひとつ並べる作業は、不思議と背筋が伸びます。
今日は金環日食。南米で観測できるそうですね。
KUMAKARAからも宇宙の話題を♪
先日ベランダから撮った ISS(国際宇宙ステーション)です。JAXAのwebsiteにも載せて頂きました。
左上にのびる線が ISS、右側の光は飛行機の軌跡です。
同じ空の下、同じ星の上、
みなさまはどんな風景を見ているでしょうか。
お健やかに春を迎えられますように…。
2017年
3月
30日
木
草蔭に ひっそりと咲く 優しい佇まいに見入る朝。
土の下から湧き上がる生命力に元気を頂きます。
道端でも目にする スミレ。控えめで奥ゆかしいことから、
「誠実」「謙虚」「小さな幸せ」…紫色には「真実の愛」という花言葉も。
玄関アプローチのサマーアイビー(夏蔦)も芽吹き始めました。
青々と繁る前の葉は柔らかで、
新芽が赤いことの不思議を感じつつ
春の訪れを確信します。
皆様はどんは春を見つけましたか?
ご卒業・ご入学・ご就職など、
別れと出会い、
また旅立ちの季節。
環境が変わる方も、そうでない方も、
小さな幸せを大切に、心と体をご健康に保てますように願っております…☆
2017年
4月
15日
土
バリアフリーにもなりました。
車椅子やベビーカーでも お出かけできるのは嬉しいことですね。
桜を見上げる人々の表情はみんな穏やかで…
こちらの心もほっこり。
こんな風景も撮れました。
右下の建物は、カトリック雪ノ下教会です。
《神社の参道から撮る桜と教会》、この取り合わせは 平和の象徴ではないでしょうか。
命いっぱいに咲く桜。
この季節のために、夏も秋も冬も頑張っているかと思うと、とても愛おしく、
ありがとうの気持ちで胸がいっぱいです。
皆様に素敵な春の風が吹きますように…。
2017年
5月
21日
日
二十四節気の「小満」。
庭の草木が生い茂る中、梅の実もぷっくりふくらみ、ほんのり優しい紅色で お化粧。
初夏の風が よく似合います。
近所の小川では蛍が舞い始めました。
観賞する時には、「驚かさないように、そっと見守るように」を心がけながら。◯
今年はハスも育てています。
雨上がりの葉の上には、天然の水玉の世界。
いつまでも眺めていたい小宇宙です。
様々な命が満ちる季節、みなさまは どんな風景を楽しんでいますでしょうか。
良い日々をお過ごしくださいね♪
2017年
6月
30日
金
KUMAKARA4周年記念の月、
満月の日に、「ヤマトタチバナ」を植樹して頂きました。
おひな様の木で有名なミカンの木、というと思い浮かべやすいでしょうか。
記紀神話にも登場し、古来より天と地をつなぐ木、穢れを祓う聖なる木として、神社仏閣の境内に植えられ大切にされてきましたが、伝承は中断し現在は「絶滅危惧種」に指定されています。
三重県多気郡大台町で、種より大切に育てられたヤマトタチバナの苗木を、直々に大切に運んで頂き、それはそれは丁寧に植樹して頂くことが叶いました。
ご縁を繋いでくださり、協力してくださった、おひとりおひとりに、感謝の気持ちでいっぱいです。
苗木を植える前に粉炭を敷き、その真ん中には水晶を置きました。
神社などに植樹する際に、そうすると教えて頂き、倣いました。
三重県鳥羽市・伊勢湾入り口に浮かぶ答志島にあるヤマトタチバナの古木が、この木の元だそうです。
庭の手前に仲間入りしました。
夏みかんの木に家族が出来て、とても嬉しいです。
天と地の繋がりを、より深く感じた貴重な時間でした。
沢山のみなさまのお陰様でKUMAKARAを続けることができております。
心の深いところから
ありがとうございます、をお伝えいたします。
みなさまのお健やかな日々を願いつつ。
5年目のKUMAKARAも、どうぞよろしくお願いいたします。
2017年
7月
17日
月
KUMAKARAの庭で、初めて咲いたハスのご紹介です。
滋賀県多治見市の永保寺さんから株分けして頂いたものを、ご縁あって、お客様が分けて下さったのが今年の春でした。
最初はまさにレンコンの姿でした。
泥の中から美しい花が咲く姿からは元気を頂けます。
育てるのが難しいようで、花芽もやっとひとつ。
強風の日に折れた葉もあり、この花芽も150cmほどまで伸びていたので、どうか折れませんようにと、ただただ願いました。
(写真は7/11撮影)
1日目。(7/14)
咲く瞬間の「ぽんっ」という音は聞こえませんでした。
それよりも、ふわりふわりと柔らかに花びらを開かせていました。
品種を確認したら、「漁山紅蓮」の八重のようです。
花びらは100枚以上ありそうです。
そのおかげで、様々な表情で楽しませてくれました。
香りはさわやかで上品。
朝、5時半から6時ごろに咲いて、10時から11時ごろに満開を迎えたら、午後3時には閉じます。
次の朝にまた咲く準備をしているハス。
桃のようにも見えました。
2日目。(7/15)
早朝に月と共演です。
ハスの花は、2日目の朝が見頃と言われていますね。
花びらが白く変化してきました。
香りもまだ漂います。
八重咲きは華やか。
花の大きさは20cmほどあります。
10時頃、満開を迎えると、
芍薬や牡丹のようにも見えました。
真横から見ると菊のよう。
光によっても様々な表情で。
あぁ、この地球が、太陽が月が動いているのだなぁと改めて感じることもできます。
3日目(7/16)の夜は、閉じる元気も失ってしまったのか、それとも夜にチェックインだったお客様をお出迎えしてくれたのか、花びらが開いたままでした。
夜のハスは幻想的。
4日目(7/17)の朝。
はらりはらりと、花びらが落ちてゆきます。
それを計ったかのように葉っぱが受け止めて。
この小さな空間に、たくさんのドラマが詰まっていました。
香りは、もうしませんでした。
透き通るまで命いっぱい咲いたのですね。
散った花びら一枚も愛おしく感じました。
もうしばらく観察を続けようと思います。
皆様も、良い夏の日々をお過ごしくださいね♪
2017年
8月
31日
木
夏を振り返っていましたら、「ともしび」という言葉が浮かびましたので、鎌倉ならではの彩りとともに改めてお届けいたします。
第69回鎌倉花火大会。(7月19日)
実は中止予定でしたが、「みんなでつくる花火大会」として実現されました。
B&Bくまからも、ささやかながら協力させていただきました。
半年以上前からご予約の皆様も楽しまれ、海外からのお客様は浴衣をお召しになり堪能されたご様子で、私たちは本当に嬉しかったです。
ぼんぼり祭り。(8月6日から9日)
鎌倉ゆかりの著名人による書画展約400点を夕涼みがてら楽しむことが出来ます。
と言いつつも、お昼間、太陽のもと、お目当ての作家さんのぼんぼり探しをする楽しみもあります。
こちらは、ささめやゆきさんの画。
山崎方代(やまざきほうだい)。
晩年を鎌倉で過ごした歌人です。
味わい深いタッチです。
日が暮れて ろうそくが灯ると、立体的な印象に浮かび上がって、なんとも不思議です。
昼の彩りと夜の彩り。
同じ作品を2度楽しむというのもオススメです。
北鎌倉・円覚寺の横田南嶺老師の作品は
「光風」。
簡素な響きゆえに どっしり、まっすぐ心に刺さります。
何を心に筆を執られたのでしょう。
大町まつり(7月8日から10日)の期間も、リピーターのお客様と、忘れ難い時間を共有させて頂く事が出来ました。
皆様の大切なご旅行の一部になれる喜びが、私たちの心の灯火です。
小さなお宿ではありますが、お客様の心にもあたたかな彩りを添えられるよう新しい季節も精進いたします。
いつもありがとうございます。
たくさんの感謝の気持ちをこめて。
2017年
9月
30日
土
大町・八雲神社の境内右奥に「祇園山ハイキングコース」の登山口があります。
くまから から、てくてく6分ほどです。
ゆっくり歩いて40分くらいで東勝寺跡へと続く、鎌倉中心部の近くのお手頃なコースでオススメです。
先日、久しぶりに東勝寺跡から登り八雲神社へ下りてみました。
夏の面影と秋の気配を体いっぱいで感じながら楽しむことが出来ました。
見晴し台からは、空を程よく広く感じ、海と町を見下ろせて、いつもと違う視点を持って、何とも贅沢な気分を味わえます。
秋分を境に、日照時間が短くなってまいりましたね。
夕焼け空も秋色に。
夜長に読書も楽しい季節ですね。
皆様が良い秋を迎えられますように、同じ空の下から願っています。☆
2017年
11月
21日
火
寒さ増すほどに空気が澄んでゆく季節。
影の輪郭も濃いように感じます。
太陽を浴びて影が生まれ、
影を見て、その反対側の光を感じ…
光も影も全てを含んでいる海の風景を眺めながら深呼吸をすると、不思議と体が軽くなります。
光と影はいつも一緒。
良いバランスで歩みながら
健やかに師走を迎えたいですね。
皆様の日々が優しい光に包まれて、
穏やかでありますよう願っております。