2019年
1月
01日
火
謹んで新春のお慶びを申し上げます
旧年中はご愛顧を賜り感謝の気持ちでいっぱいです
お陰様で、くまからは6年目のお正月を迎えることができました
本年もどうぞよろしくお願いいたします
2019年
2月
01日
金
鶴岡八幡宮の「神苑ぼたん庭園」の冬ぼたんが見頃です。
源平池の東側を沿うようにして回遊式庭園を楽しめます。
霜よけワラをかぶってかわいらしい風景。
「連鶴」という品種。
名前から受けるイメージと比較しながら観察するのも面白いです。
蝋梅(ロウバイ)のつぼみも開いて良い香り。
冬ぼたんは元旦から2月中旬頃、
春ぼたんは4月から5月上旬頃が見頃です。
拝観料:大人500円
(※気候によって変動があります。)
神社の境内ですので、空気も清々しく気持ちよい場所です。
2019年
4月
01日
月
くまからのアプローチのナツヅタの新芽が出てきました。
柔らかな葉がみるみる育っていきます。
今年、くまからの夏みかんの木の実はひとつしか生らなかったのですが、
お隣の夏みかんは立派に育ち、おすそわけを頂きましたので、感謝の気持ちをこめて夏みかんピールを作りました。
仕上げ中に新元号「令和」を知りまして、初めての響きを書いてみました。
「和」という字が入っていると、心が和やかになりますね。
夏みかんピールは、朝食のデザートにお出ししているヨーグルトに添えます。
旧暦の桃の節句が4月7日ですので、しばらく飾っていたお雛様。
お客さまが喜んでくださり、こちらまで嬉しい気持ちになりました。
時代の節目を迎えるにあたって、新年度でありながら、ほんの少し大晦日に似たような気持ちになり、様々な思いが頭と心をを過ります。
くまからを続けることが出来ているのは、泊まってくださるお客さま、支えてくださるご近所の皆さま、励ましてくれる家族・友人のおかげです。
いつもいつも、本当にありがとうございます。
同じ空の下より、皆様のご健康と平安をお祈りしています。
2019年
5月
01日
水
雨上がり、土のにおいに包まれながら、足元に目を移すと、
スズランが優しい空気を奏でていました。
「スズランの日」に咲いてくれるのは嬉しいことです。
梅の実も、日に日に膨らみを増し、ほんのり色付いてきて初夏の装いです。
雨に濡れた後の庭はみずみずしく、さわやかな朝でした。
今年もまたハスの葉が生え始めたので、しばらく水玉の世界を楽しめそうです。
陽射しの温もりも増し、良い時代の始まりです。
皆様の心も温かでありますよう願っています。
2019年
6月
16日
日
おかげさまで「Kumakara」は、7年目を歩み始めました。
もう7年。まだ7年。
色々な思いが駆け巡りますが、気持ち新たに、日々を丁寧に努めたいと存じます。
記念の日に、思いがけない贈り物がありまして、梅雨空の下にもかかわらず、室内は太陽が煌めいたように明るくなりました。
いつも感謝の気持ちを伝えるべきはこちらのほうなのに、温かく応援してくださり、心の底からありがとうございます。
また、㐂寿(喜寿)祝いの記念に、と、貸切でご利用くださったお客さま達は、小学一年生の時からの同級生だそうで、77歳になっても年に一度旅をなさるなんて、たくさんの奇跡の重なりだと感じ、こちらのほうが元気を頂きました。
「7」の繋がりにご縁も感じてしまいました。
皆様の心も晴れていますように、
同じ空の下から願っております。
季節の変わり目ですので、くれぐれもご自愛くださいね。
(写真:6月13日撮影。昇り立ての十日夜の月)
2019年
7月
31日
水
今年も、KUMAKARAに夏が来ました。
八重咲きのハスは庭を明るく彩ってくれました。
ハスは泥より出でて泥に染まらず。
咲き始めの頃は、爽やかな良い香り。
目にも鼻にも、心にも潤いをもたらしてくれます。
紫陽花の色は、様々な移ろい方で日々を楽しませてくれました。
毎年、少しずつ違った表情で迎えるKUMAKARAの夏。
今年は特別感ひとしおです。
大切な人の晴れやかな旅立ちを丁寧に見送りました。
その人は、星の数程の感動を私たちに与えてくれます。
その教えを大切に胸に抱いて、これからも精進しようと静かに誓いました。
鎌倉花火大会は天候に恵まれ、KUMAKARAも貸切のお客さまで賑わいました。
海と空と花火。
どれも二度と同じ景色をつくらないので、瞬きするのも惜しかったです。
生き物の一生も、星の一生も、そんなふうに奇跡の瞬間の連なりなのかもしれません。
たくさんの感謝の気持ちをこめて。
2019年
9月
30日
月
9月初めの城ヶ島。
夏の名残と秋の気配をまとった風を、空と海の間で体いっぱい感じました。
三浦半島南端の城ヶ島は、鎌倉から日帰りで楽しめる場所です。
見慣れた海を少し離れて、表情の異なる海を眺めるのも良いものです。
海と山に囲まれた城ヶ島は、鎌倉に似ているところもあり、親近感が湧きました。
山・緑・光・風・空・雲・波・海
全部美しく、心が少しだけ透き通ったような気がしました。
数日後の鎌倉の海の上の空には、大好きな月も浮かび、深呼吸が捗りました。
気軽に足を運べる幸せを噛み締めました。
この2日後には台風15号がたくさんの爪痕を残して行きました。
被災された方には、心よりお見舞い申し上げます。
平安な心持ちで海を眺められる日が、一日でも早く戻ってきますよう、衷心よりお祈り申し上げます。
2019年
11月
08日
金
暦の上では冬が始まりました。
材木座海岸から望む富士山も雪化粧しています。
寒い季節は富士山を見つけやすくなり、青空に白が映えて美しいので、少しわくわくします。
冬の静かな海を眺めながら波の音に集中すると、ざわついた心も水平線のように平らになってゆきます。
こちらは、藤沢市の鵠沼海岸から望む江の島です。
サーファーの方が立てたのであろう目印の流木が絵になります。
昇ってきた月も、空にぷかりと浮かんで気持ち良さそうに見えました。
夕景の中、シルエットの船がまるで切り絵のようで見入ってしまい、おとぎ話の世界にいるような感覚で、つい時間を忘れてしまいました。
節目の日に眺める海は、
波のきらめき、潮の香り、寄せる波音、かえす波音、頬をなでる風、
その全てを特別に感じられます。
空の青と海の青の間を散策しにいらっしゃいませんか?
「鎌倉・江ノ島フリーパス」(大人710円)を使うと、JR(大船ー藤沢)、江ノ電、湘南モノレール、三種類の電車が乗り放題でお勧めです。
2019年
11月
25日
月
KUMAKARAの玄関アプローチのナツヅタの葉が紅葉を終えて、日毎ハラハラ散ってゆき、季節の足音を感じる朝。
この時期に現れる虹はすぐに消えてしまう、
と、昔の人は知っていました。
七十二候(11/22-26頃): 虹蔵不見《にじかくれてみえず》
11月24日、小雨の中、落ち葉の掃き掃除をしていましたら、
天気予報を無視した空がみるみる晴れ渡り、空気がキラキラ輝き始めました。
あぁ、きっと海の方に虹が架かっているのだろうな、とソワソワしつつも、お客さまの朝食準備に戻りました。
ほどなくして、
早起きして材木座海岸にお散歩へ行かれたお客さま達が、素敵なお土産を持って帰って来てくださいました。
「虹が2つも見えたんです♪」
と、臨場感たっぷり、写真付きでお話ししてくださったのです。
やはり、あっという間に消えてしまったそうで。
しかも、2つめはダブルレインボーという珍しいご体験。
とても貴重なひとときを追体験した気分を味わえて、本当に嬉しかったです。
ちなみに、虹の数え方には、
「本」「筋」「橋」
がありますが、使い分けるのも楽しいですね。
また、虹の色数は、日本では7色が一般的ですが、国や時代や民族によって様々で、
例えばドイツでは5色、アフリカでは4色、などなど。
「虹」と「日本の暦」、どちらの魅力も尽きません。
丹念な観測の積み重ねによって日本の暦を完成させた渋川春海(1639-1715)にちょうど思いを馳せていたところでもありました。
冬の朝のお散歩、おすすめです。